同僚や夫婦のパートナーシップ
助産師として性の問題と関わる中で、多くのトラブルが自己肯定感の低さに起因していることを感じています。婚活、妊活、離婚問題、そして職場の人間関係をテーマに、自己実現と人間関係についての講演を提供します。
概要
まわりの人と、率直で、あたたかい、人間関係をつくりながら生き生きと自分らしく生きるためのコツがあります。
どうしたら、相手を傷つけずに、自分の気持ちや考えを表現できるのでしょうか?
相手を尊重しながら、自分も大切にしていくことができるのでしょうか?
自信をもって「これが私らしい生き方」といえるでしょうか?
体験を通して学んでゆきましょう。
◆事例のご紹介◆
※https://www.oyagyo.or.jp(親業訓練協会)より抜粋
上司からの依頼を勇気をもって断る 広島県(課長47歳 男)
【状況】
自他ともに認める几帳面な性格。短気で、とにかく早く早く準備しておかないと、イライラする。 私が急ぐときに限って、仕事を突然言いつけられることが多く、断りきれなくて困っていた。
課長:
「Sさん、今夜使うスライドの点検を今からしてくれないか」
私:
「今すぐにするのですね。急いでおられるのですね」
課長:
「そうだ。私が出かける前に試写しておきたいのだが」
私:
「夜あわてなくてもいいようにしておきたいのですね。でも私は、訪問先の方と時間を約束しているので、今はできません」
課長:
「今、時間が取れないのか!夜うまくいかなかったら、どうするのか!」
私:
「課長さんは、夜皆さんの前で失敗するのを心配しているんですね」
課長:
「そうだよ。先生に悪いし、町会議員も来るのに・・・・・・」
私:
「相手の方に迷惑をかけたり、ご自分が恥をかくのがいやなのですね。でも私も、待っている方に迷惑をかけたり、信頼を裏切ったりしたくありません。訪問から帰り次第点検をしますので、今はできません。時間をかけてちゃんとしたいと思います」
課長:
「わかった。じゃあ早めに帰ってくるから、頼むよ」
【感想】
とても強引なので、怒らせてしまうと夜の仕事にひびくので、あきらめようかなと思ったが、勇気を出してメッセージを伝えた。イエスマンの私ではないので、面食らっていたようだが、わかってもらえたと思う。夜は仕事がうまくいった。