隣に生後数日の生まれたてほやほやの赤ちゃん。看護学生と新生児室に行くと、緊張していた顔がふわっとほころぶのが好きです。
子どもはどの子も可愛いですが、新生児ちゃんの可愛さは格別です。呼吸するときに「くん」と喉を鳴らしたり、おっぱいに吸いつく時には「はふ」と息の音がします。
昨日の研修でさんざん受精卵の画像を見ていたので、あの卵が280日でこんなにも完璧に育つことが、本当に不思議で尊く思えます。
ママになって数日の女性の赤ちゃんへの無償の愛と笑顔も尊いです。この人たちを守る以外に大切なことが世界にあるのかとさえ思います。
とはいえ、たった2年後には、言葉を話し始めたばかりの我が子と本気でバトルしてしまうのが普通。子どもに穏やかに接することが出来ないことを悩んでるママは少なくないと思います。
午前中は親業訓練の5回目でした。これくらい進むと学びは深まり、真剣に講座に向き合う空気に変わってきます。
受精卵としていのちを授かり、何らかの理由で息を引き取るまでのわずか数十年の時間をわたしたちは等しく与えられています。
その期間に家族として出会った大切な人たちとのコミュニケーションを何より大事にしたいです。
中学生なんて言うこときかなくて当たり前で、親が思ってるよりずっと頭もいいしプライドも高いから自分で気付かないと行動は変わらない。
でも、もう少し心が成長すると、思いやりの気持ちで親を助けてくれることも増えてくると思います。その子への愛が誤解なく伝わっていれば大丈夫です。
誤解なく、というのは…親世代って、なんだか仕事や付き合いを家族より優先することが多すぎませんか?子どもに限らず、人はないがしろにされたら、その人から気持ちは離れていきます。
気持ちが離れたら、思いやりの気持ちで行動を変えることは出来なくなります。それでも行動を止めさせたくて変えさせたくて、力ずくで無理強いしたら断絶に至るのは当然です。
だから、この時期のママと赤ちゃんが尊く感じるんだな。。これから、親として子どもとして、様々な課題や試練を乗り越えて成長する人たち。親も子も輝くような未来を信じてずっと仲良しでいて欲しいです。
運命自招。
もう無理だと何度もわたしも思いました。
でも、やればできる。立ち止まって泣いてても何も変わらないけど、やればできる!
泣くことしか出来ないふわふわの新生児から今の自分に至るまで、どれだけ多くの奇跡に助けられてきたのかを思えば。