「至心に生きる」を読了しました。丸山創始者に影響を与えた、6名の秀才・天才と呼ばれる方々の人生の軌跡は本当にダイナミックです。
わたしは30年間プロテスタントの教会で信仰生活を送りましたが、その間、神社もお寺も行かなかったし、占いやスピリチュアル的なイベントにも嫌悪感しかありませんでした。
祖母の死をきっかけに、「宗教」と人間の関係を客観的に考えるようになり、今は神社にも行けるようになりました。教会には申し訳なくて行けなくなりましたが(^^;
残りの人生で答えを出せるのか、甚だ心もとないのですが…このような書籍が理解を底上げしてくれることに凡人は感謝あるのみです。
この教えのみが正しい!他の教えは間違っている!と煽ってくるのは宗教に限らず、ありとあらゆる分野にあります。食、医療、教育…
戦中の日本の軍国主義を忌み嫌う教師に義務教育を受けたわたしは、教育勅語は洗脳ツールだと思い込まされていました。
第五章の天野貞祐氏は、戦後劣化した日本人のモラルに、文部大臣として「道徳の再建」に挑んだ人です。内村鑑三を崇拝し、京大で哲学を修めた教育者です。
約束を守り、父母を敬う…当たり前の道徳。それが失われることを阻止するため、教育勅語に変わる要領を作ろうとされましたが、反発・批判を受けて世に出ることはなかったとのこと。
CPとCPが闘って潰し合うのは勿体ないです。ルールとか律法とかより、人々の暮らしを豊かに幸せに導くものは愛や尊敬の念。教育勅語の根底には、実はそれがある気がするのです。
万象我師。
「至心に生きる」、何度も読み返します^^ 大切な本は最低3度は読むべし!
これも自己成長のためのルール(≧∀≦)