今日は中高生のママと話しました。信頼するって難しい…と言われていました。そうですよね、すでに親は何度も裏切られてます(^^; ゲームの時間、就寝時間、お風呂掃除…
ここでいう信頼は、その人らしい人生を生きるための選択が出来る力を信じることです。
子どもを、親とは別の人格、人生、考えを持つ一人の人間として尊重することについて、なぜ難しく感じるのか。
わたしには価値がある。尊重され、大事にされ、受容され、関心を持たれている。それを感じさせてくれる人だから、子どもは親を慕うのですよね。
わたしは息子が4歳のときに、クソババアハヤクシネ!と言われました(^^;
お友達の車に同乗しているときに、大声をあげるのを止めて欲しくて、言ったらますます騒ぎ始めたので、手で口を塞いだときの言葉です。
4組の母子が乗った車のなかの空気が凍りました。みんなお子さんと仲良しの優しいママたちでした。想像も出来ない暴言だったのでしょう。
他の場面でも、欲動的で自己中心的で、他者に心があることに思いが及ばない、こんな人間をどうやって信頼すればいいのかと悩みました。事件を起こすのではないかと本気で不安になりました。
でも、そんな息子も長い時間をかけて、とても人間らしくなり、優しい言葉や行動も増えていきました。彼は心の成長がゆっくりな人なのでした。
わたしは、息子が自分のシナリオ通りに動くことを期待し、そうならないから信頼できないと思ったのですが、彼の人生を彼らしく生きることであれば、クソババア事件も彼への信頼につながり受容できることに気付きました。
楽しすぎて、騒いでしまったんだよね。誤解されて、すごく悔しかったんだよね。やっつける言葉を、乏しいボキャブラリーから一生懸命ひっぱりだしたんだよね。
わたしは今よりもっと未熟者で、息子以上にワガママでした。もしあの日に戻れるなら、みんなの嫌われ者だった息子を、笑顔で抱きしめてやりたい。他の子と違っていても、どんな花が咲くのか楽しみにゆっくり育ててあげたい。
万象我師!
どんな状況にあっても、絶対に今より良くなる。それを信じていたいと思います。