今日は交流分析の東京大会の二日目。間に当直を挟んで参加できるなんて、本当にオンライン様様です。
花岡啓子先生のストレスについての講義がありました。今の日本の現状回復にすごく重要だと思うので、学びと感想を書き留めておきます。
ストレッサーは日々降りかかってくることを避けられないのですが、健康な心はそれを跳ね返す力を持っています。
ゴムまりのようにやわらかく弾むようなイメージが健康な心。でも、ストレス状態が長く続くと、跳ね返す力は失われて元に戻れずしわしわになります。
この、よりよい状態に戻ろうとする力をわたしたちは持っているので、暑いときには汗が出たり、寒い時には震えたりして体温を保つのですね。
自律神経のバランスが悪い状態だとうまく働きません。ヒプノバーシング講座では、お産は副交感神経優位(ヒーリングルーム)だと非常にうまく行きますので、深いリラクゼーションのエクササイズを繰り返し行います。
交感神経優位(エマージェンシールーム)では、筋緊張、血圧上昇、心拍増加が起こり闘争か逃走か本能、加えて凍結が起こります。自然のお産は進まなくなります。
完璧にプログラムされた本来の姿に戻るために、自分の生き方の癖を知ること、心のコントロールの方法を身につけることが必要です。
妊娠・出産は大きな身体へのストレッサーですが、信頼できる助産師に出会ったママたちが身体も心も緩んで、良いお産が出来ることを知っています。
頭痛、肩こり、胃の痛み、安易に薬を使うことで、ますます身体のホメオスタシスは不自然になってゆきます。医療介入の滝にのまれてしまうと抜け出すことは難しくなります。
講演のなかで、気付きのワークをしました。
自分のまわりに気付く・頭の中に気付く・自分の中に気付く
なにか出来事があったとき、それをどう捉えるか(思い込み、ネガティブな気分、不適切な行動)で身体の症状が出てくるのは誰もが体験するところです。
身体が負担を感じていることに、気付きたいですね。そして副交感神経優位の状態で本来の状態に回復させる必要があります。
ストレスの原因の第一位は人間関係。支えあうって美しいけど、期待が外れたら台無しになるわけで、お互い依存にならないように気をつけないと!
真に自律した人同士は、それぞれが自分自身に安定して立ったうえで、親密な関係を築くことが出来ます。
〇〇でなければ私には価値がない、と思い込んで駆り立てられ燃え尽きるまで頑張り続ける人生だと、必ず身体に症状が出てくる。これは自律失敗の巻。
運命自招。
自分自身に許可を与えることの大切さを、また深く学ぶことが出来ました。