先週と今週、看護展開の実習に付き合っておりました。
受け持ちを許可くださったママたちが、本当に素敵な女性でした。学生たちに、学びへの希望を与えてくださったことに感謝です。
学生の体調を気遣ってくださったママ、事前学習の不足を優しい言葉で庇ってくださるママ、わざわざ院内コンビニで赤ちゃんの画像を印刷して、お別れのメッセージを下さったママ。
学生もいたく感激して、少ない睡眠時間でたくさんの記録とアセスメント、翌日のケアまで頑張ってくれました。
最初の頃のカンファレンスでは、困っておられるので〇〇してあげたい、とか的外れなことも言ってた学生も、産む女性の力強さや深い愛着に心を打たれ、徐々にその尊さがわかってきたようです。
わたしたち地域助産師が、ママたちとかかわるときの最も大切なことは、自分からママに影響を与えようとはしないことです。彼女の大切にしている思いを尊重し、絶対に否定しないで、黒子のように彼女の行動に寄り添って、身近な危険から守るのです。
膨大な情報から、その人の状況をアセスメントするとき、バイアスが入らないようにするにはどうすれば良いのか。
それは、その人の人生が完全なものであることを踏まえて、その人が考える幸せに焦点を合わせることで見えてきます。何かをしてあげたいなんて、思う必要はないということが学べているといいな…
そして、自分もこれから夫や子どもを持つ可能性があるひとりの女性として、先輩女性の生き方からポジティブな未来を描いて欲しいと思います。
赤ちゃんの可愛さと健気さにもキュンキュンしました^^この感覚は、次に行く実習場所で出会う病む人々を理解するときに、この方も、あの姿からここまで成長されたのだと、その人生の価値を捉えるのに役立つことでしょう。
看護展開はアセスメントありきですが、そこにその方への尊重があれば、きっとどこにいっても良い学びになるはずです!がんばれ(≧∀≦)ノ
万象我師。
とくに学生にとってのケア対象者様は、尊ぶべき師であることは間違いありません^^本当にお世話になりありがとうございました。