本日文化の日で休日。東山区のやすらぎ・ふれあい館で、ママたち主催のイベントがありました。運営さんによると、100組くらいの親子参加があったそうです。
つきのわコミュニケーションにもお声がけを頂き、折り紙ワークショップを担当しました^^
月輪小が合併で閉校されてからは、教室に参加してくれる子どもたちが少なくなり、先月はついに昔少女さんたちだけになってしまたので(^^;
今日は久々に小さい人とのコミュニケーションを楽しみました。小さな手の細い指が、細かい折りを仕上げてゆく様子は感動します。
昔(大正くらい?)キャラメル工場で子どもたちが包み紙を折っていたという児童労働の話を聞いたことがあるのですが、この特性が利用されていたということでしょう。
シンプルに楽しむ折り紙ですが、結構な集中力が必要で、ちなみに息子もわたしも途中で逃げるタイプなので飽きて騒ぐ子の気持ちに完全に共感できます。
今日、折りに来てくれた子はかなり折り慣れていて、最後までしっかり完成させることが出来る人が多かったです。
課題折りは、来年の干支の「うさぎ」か、よく回る「独楽」の二種でしたが、男子には独楽が大人気でした!
そんなこんなで、他のブースに行く時間は全くなかったのですが、数名の方とお話が出来ました。もちろん出店者は子育て中のママたちで、すごく元気で明るくて優しくて、何より利他の精神に溢れておられます。
この人間力を作ってくれたのは、子どもたちとの日々ですね。楽しい、可愛いばかりではない子どもとの時間。心身ボロボロになる場面も糧にしながら、女性は強く柔軟になっていくんだなあと。
そして、胎内に受け入れたその日からの妊娠中の暮らしと、出産という世界一の偉業を成し遂げた誇りを享受していただけるように、サポートし守りぬく仕事が助産なのだと再確認しました。
あくまで黒子に徹して、その存在が気付かれないくらいにさりげなく、ママたちの力を底支えすること。わたしが尊敬する助産師諸姉は、それを実践されておられる方々です。
この仕事は、やはり経済活動とは違うところにあると感じました。この仕事に値札はつけられないと思います。
でも、マズローの欲求段階の最底辺の充足が目標の行政事業、ようは社会資源で賄われる部分より上位にあることは確かです。
欲求を満たすために人は経済活動を行いますが、良い親子関係がもたらす強く美しい未来は、いますぐの願いにはならないから。
良いお産が出来る健康な身体、安心して子育てが出来る生活力、これらはすべて、結婚年齢までの自律、努力がもたらすものですから、やはりスタートは思春期教育。
でも、いろんな立場の方が行う性教育の内容が、現在の風潮である多様性を重んじるがあまり、生まれてくる子どもが幸せに生きる権利を弱くしている気もしています。
今月は幼児向けと高校生向けの性教育依頼があるので、次の世代を意識しながら何より自分自身への肯定に繋がる性との向き合い方を伝えたいと思います。
反始慎終。
どんなに時代が変わっても、人の根本にある本質は変わらないと信じています。