子どもの頃、アンデルセンの人魚姫が童話の中でも特別に好きで、水槽の金魚がうらやましくて何時間もうっとり見ていました。
砂浜から海にゆっくり入っていき、深みに入ったら水中でも呼吸が出来て、そのまま海底のおうちに泳いで帰る夢も何度となく見ました。
人魚姫は、自分を特別愛してくれるわけでもない人間の王子に恋をして、人になる薬を飲みます。勿体ない…しかもその新しい足は、歩くたびにガラスを踏むような激痛が走るという酷いスペックのものでした。
それに影響を受けた可能性が大なのですが、わたしは足を使うのが小さい頃から苦手です(^^; 何もない所でこけるのでみんなに不思議がられていました。
歩くのも走るのもどこかぎこちなくて、ふわっとした所作だと姿勢の先生をやってる友人からも叱られます。催眠療法がいるレベルかも(^^;
数年前、ぎっくり腰の治療に行った接骨院で、足の指を全然使ってないことを指摘されました。それで、足の裏にテーピングをしてもらうと、なんと!しっかりと立ってる感覚がありふらつかないのです。
テーピング凄い…でも、自分の筋力や姿勢を整えなければ結局よくならないよね。と思いながらも何にもしなかったら、歩行時に小指側の基節と中足骨の関節あたりの痛みが出るように(ノ_・、)グーパー体操をしてると少し改善しますが、かなりの頻度で足がつってしまうので困ってました。
人魚姫のように、激痛に耐えながらニコニコと王子の気を惹く気丈さがあれば良いのですが、ますます歩くのが億劫になって、ついには動けなくなってしまう近未来が見えます。
それで、整体を学んでいる友人に相談してみたところ、まずは足の指を意識するようにしよう、とアドバイスをもらいました。少し立ち方も修正。
それだけで!痛みがなくなりました。不思議です。テーピングと同じ効果が、意識するだけで起こるのは凄いです。
整体的な人体へのアプローチは、西洋医学では重んじられていないため、代替医療の立ち位置です。それでも多くの人が、身体の痛みに対して対症療法的に薬物を使うよりも、身体の回復の力を重んじる治療を信頼しています。
新生児期の赤ちゃんをモロー反射で起こさないように、おくるみでふんわり包むことは昔からの習慣ですが、最近、全身の動きをぴっちり拘束してしまうようなベビーウエアが販売されてるのでビックリしました。素材は画像ではわからないのですが、特に足が心配。脱臼を起こしそうです。
身体をよく知っている専門家の指導のもと、健康な身体を育てる、保持することは、尊いいのちを頂いていることへの責任だと思います。
深く反省して、決して人魚じゃない現実の身体を、死ぬまで丁寧に扱ってゆきたいです。今だって、椅子に座っていてもお尻の圧なんて感じてない。でも、意識すれば骨盤軸を立てたり、歪んだ姿勢を修正したり出来ます^^
心即太陽!
一度しかないこの人生を、誰もが健康に幸せに生きてゆける社会になるように。未来に豊かな希望を持って歩みたいです。