今、ABHのトレーナーコースを履修中です。トレーニングは、プロで活躍している人と組めるので、がっつり問題解決がおまけについてきてお得すぎです。
理論をしっかり理解してスキルアップを目指す目標の受講ですが、先月までにクラズナーメソッド、G・エスタブルック催眠とかをやって、今月はエリクソン催眠中心です。
修了試験にもなっているエリクソン催眠の多重装填メタファー(なんか昔のロボットアニメに出てきそうな名前)、聖書と古事記が大好き人間のわたしはわりと得意かも。。と思いましたが、超大変(^^;
メンタリストのジェーンさんなら、与太話に見せかけた隠しメッセージのストーリーをペラペ~ラと語る姿が目に浮かびますが。ジェーンさんにまた会いたくなった(^^;
ペアになった方のお悩みを解決するトレーニングで、出来た物語は童話風。覚え書きに書いておきます。
彼はとある専門職の職能団体で次期支部長を任されることになり、責務を思って気持ちが暗くなるというお話でした。
【メタファーの物語】
昔々、神々と人間が今よりもっと近かった時代。長く平和が続いている王国がありました。
この国では、星の運行で次の王への譲位の時期が決まります。まもなく、そのときが近づいていました。
「ウサギ年の卯の月」と星読みの大臣が王に伝えます。あと半年の間に、新王の即位の準備をしなければならなくなり、にわかに慌ただしい城内です。
第一王子はその話を聞いて、うんざりしました。王の仕事は国民を守ること。国民の意見を聞いて、政を行うことですが、自分がその役割を果たしてゆくことに、たまらなく違和感を感じるのです。
自分より年長の大臣を任命するのも、順序がどうした性質がどうしたと、人選を間違えないよう考えることが正直むちゃくちゃ面倒に思えました。
王子はイライラした気持ちを鎮めようと、自分の庭園に降りてゆきました。
そこには王子が愛してやまない、丁寧に育てられた美しい花々が咲いています。王子はそこに顔をうずめて、「どうしたらいい?」と呟きました。
すると、花が答えました。「いつもお世話をしてくださり有難うございます。暑い日も、雨の日も、会いに来てくださり、雑草を抜いたり、肥料を撒いたり、お水を与えて下さって、わたしたちはとても幸せです。あなたが王様になったら、この地はさらに栄え人々は豊かになることを、わたしたちは知っています。王子様、今のままのあなたで大丈夫ですよ」
そのとき、空の雲の隙間から眩い光が庭園に差し込みました。光が庭園を満たします。
見上げると大きなスクリーンに、我が国の暮らしが映し出されています。王に愛された国民一人一人が幸せに生きる姿です。
光が王子の心身を満たしてゆきます。王子は、憂いの霧が見る見るうちに消えてゆき、すっきりと晴れてゆくのを感じました。
「この庭は、わたしの国そのものだった。わたしは、善き王になる。」
今はただ微笑んでいる花に、王子は静かに話しかけました。祝福の光に満ちた庭園を、優しい風が澄んだ音を立てて吹いてきて、王子もにっこりと笑いました。
これで支部長を「はい!喜んで^^」受けられるかどうかは彼のトランス次第です。
ミルトン・エリクソンは催眠家でもあり詩人でもあると言われた人です。トークとメタファーで様々な症状をいとも簡単に治療された逸話は有名です。
みんなの憧れるセラピストの巨人です^^こうして日本語で学べること、本当に嬉しくて幸せです!
信成万事。
信は力!ネガティブな思い込みはすべて吹っ飛ばして、エコロジカルでポジティブな信念をがっちりインストールしてゆきましょう^^